日中の眠気がある人は放置しないで!:睡眠時無呼吸症候群について

日中にウトウトしてしまうことは誰しもがあると思いますが、もしその頻度がほかの人よりも多いと感じたら医療機関に相談をしてください。睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。睡眠時無呼吸症候群とは、眠っているときに十分な呼吸ができなくなることで、一時的な低酸素状態になる病気です。安眠が妨げられ、全身に多くの影響を及ぼします。治療によって無呼吸状態は回避できます。

眠気に加えて注意すべき症状とは:動脈硬化性疾患について

その代表的な症状は日中の眠気ですが、加えて注意すべき影響なのが動脈硬化を促してしまうことです。動脈硬化とは血管の壁が固く盛り上がってしまう現象で、血管の内腔がせまくなることで、血流が悪くなってしまいます。動脈硬化が心臓で起きれば心筋梗塞につながりますし、脳で起これば脳卒中になることがあります。睡眠の無呼吸状態は治療によって回避可能ですので、早期発見早期治療が重要です。

どうやったら睡眠時無呼吸症候群がみつかるのか

まず行われる検査では、眠るときに2つのセンサーをつけることで行われます。一つは鼻の付近に装着するもので、無呼吸状態を感知することができるセンサーです。もう一つのセンサーは指に巻き付けるもので、指の酸素濃度を測定することで、無呼吸が起きているかどうかを調べることができます。これらのセンサーなどから得られるデータを解析することで、一晩でどれくらい無呼吸になっている回数があるのかどうかを調べることが可能です。主に1時間あたりに何回無呼吸になっているのかによって、睡眠時無呼吸症候群の有無や重症度が診断されます。

重症睡眠時無呼吸症候群に有効な治療法とは

重症の睡眠時無呼吸症候群であればCPAPという治療法が有効です。鼻や口に装置を装着して、空気を送り込む装置です。無呼吸状態や呼吸状態が浅くなったときに、空気を送りこむことで、呼吸をサポートします。日中の眠気などの症状の緩和が期待できます。

睡眠時無呼吸症候群の検査や治療は当院で可能です。日中の眠気があれば、ぜひ当院にご相談ください。(入院による精密検査は当院では承っておりません。当院でできるのは、ご自宅に機材を郵送してご自身で装着していただく方法です。)

2021/12/10

総合内科専門医 清水貴徳